新居に合わせて家具も新しく調達するお客様が多いですが、
床の木目や色目とぴったり合う家具を探すのは意外と難しいもの。
また、部屋や置く場所のサイズに合った家具もなかなか見つからないものです。
そこでよく用いられるのが、製作家具。今回は、幹工務店の製作家具についてご紹介します。
目次
製作家具とは
製作家具とは、オーダーメイドの家具のことで、素材の種類やサイズ、色、デザインなどのすべてをお客様の要望やお部屋の雰囲気に合わせてオリジナルで製作します。テレビボードや書棚、カップボードをはじめ、テーブルや玄関収納、洗面台やキッチンに至るまで、どんな家具も対応可能です。
製作家具は、大工さんがつくるものと思っている方も多いですが、実は建具屋さんがつくっています。
建具屋さんでは、襖やオリジナルの開き戸、引き戸などをつくる技術を駆使して、さまざまな家具作りに対応可能です。
幹工務店では、いつも「澤田建具」さんという建具屋さんに製作家具や建具をお願いしています。
澤田建具さんは浜松市中区にある会社で、創業73年の老舗。当社とのお付き合いも長く、確かな技術のもと、どんな家具・建具も安心して任せられる建具屋さんです。
最近公開したYouTube番組では、澤田建具さんでの制作の様子やインタビューを紹介していますので、
そちらもぜひご覧ください。
製作家具のメリット
では、製作家具は既製の家具と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。
それは、第一にオリジナリティです。置く場所や部屋のサイズ、テイスト、色合い、素材、形状など、すべて自由自在にオリジナルのデザインで家具を造れるので、空間を無駄なく活かすことができ、なおかつ統一感のある空間が実現します。
さらに、例えばテレビボードなどの収納の中身も、棚を付けたり、引き出しにしたりと自由な形にでき、しまうものに合わせて奥行きも変えられるので、収納自体も無駄なく使えます。
製作家具のデメリット
一方、デメリットを挙げるとしたら、既製品よりも価格が高めになることですが、使い勝手の良さや住まいの一部として長く使うことを思うと割安ともいえます。
幹工務店の製作家具
当社では、トータルアドバイザーがお客様のご要望を細かくヒアリングし、家具のご提案を行っています。
当社のモデルハウスには、テレビボードやカウンター、玄関収納など、さまざまな製作家具が使われているため、お客様にそれらの家具を実際に見ていただき、それをベースにご自身の家に合った内容にアレンジしていく場合が多いです。
図面はCADや手描きで作成し、それをもとに話し合いを重ねていきます。私・佐藤の場合はいつも手描きで図面を描いてお客様にご提案していますが、そうすると、イメージがより伝わりやすいようで、お客様に喜んでいただいています。
図面が出来上がると、澤田建具さんに製作を依頼します。家具の収めかたなどは澤田建具さんと現場を見ながら打ち合わせをして決めます。正確な寸法は家の木工事が終わって、壁にボードが張られてから、現地で採寸して決めますが、微調整は取り付けの際に行います。
家具も住まいと同じで、長く使えば使うほど愛着が深まるもの。1から考えてつくるとなればなおさらです。幹工務店では、製作家具を上手に活かした家づくりが得意ですので、ぜひ家づくりと一緒にご相談ください。また、製作家具を取り入れた施工事例もホームページでたくさんご紹介していますので、ご参考ください。
文:トータルアドバイザー 佐藤 敬太