最近、子育て世代からシニア世代に至るまで、平屋の家が人気です。
幹工務店でも、これまでに平屋の家を数多くご提供してきました。
そこで今回は、イエタテの最新号にも紹介されている平屋の事例をご紹介します。
【浜松市東区 I様邸】
⚫️家族構成 ご主人+奥様+ご長男+ご次男
目次
家を建てることにしたきっかけと平屋を選んだ理由
I様ご一家は、ご夫妻と男の子2人の4人家族。以前からマイホームを建てたいという要望があり、お子様も大きくなってきたので、そろそろ実行に移そうと考えて家づくりを計画。
農地からの申請で時間がかかったので、1年以上かけてじっくりと計画を練り、間取りや素材の細部までこだわった家が実現。構造材に天竜産のヒノキやスギを採用したことで、補助金を利用してお得に家を建てられました。
I様が平屋の家を選んだ理由を伺うと、「もともとは二階建てにしようと思っていましたが、以前、平屋を建てた知人を訪ねたときに、その家がとてもカッコよかったのを思い出し、せっかく土地も広いのだからと、平屋を建てることにしました」とご主人。
一方、奥様は「以前はメゾネット式のアパートに住んでいたため、子育てで上下階を行き来するのが大変だったんです」と、これまでのアパート生活での不便さを解消しようと平屋を希望されました。
ご夫妻が当社を選んでくださった理由は、提案力。「夢と実用性のバランスを考慮して、理想に合った間取りを提案してもらえました」とご主人は語ります。
I様邸の見どころポイント
完成したのは、濃いグレーで統一したビルトインガレージ付きのL字型の平屋。広い敷地を活かして、建物をL字型に配置。屋根には太陽光発電7.0kWを搭載しました。
エントランスは、ガレージの内側に配置。玄関ポーチやガレージの天井には木目を採用し、ホテルのエントランスのような重厚感を演出しました。雨天でも雨にぬれずに車と家を行き来できるので、子育て中のお二人も大助かりです。
玄関ドアを開けると、白を基調にグレーでアクセントを付けた空間が広がります。タイル敷きのフロアが高級感をもたらし、ホテルライクな雰囲気が魅力的です。
室内は、南面にLDKを広々と確保し、廊下を境に共有空間とプライベート空間を明確にゾーニング。共働きの夫妻が家事を効率よくこなせるよう、室内を回遊できる動線を確保。洗濯動線も短縮したことで、「家事の負担が減り、自分の時間を持てるようになりました」と奥さまも嬉しそうです。
LDKはタイル敷きのフロアと白いクロスをベースに、グレーや黒の家具のアクセントを加え、スタイリッシュにコーディネート。構造計算をしっかり行い、耐震等級3を確保したうえで大開口を実現しました。
アイランドキッチンは、奥様のこだわり。ワークスペースも収納もゆとりを持たせて作業効率がアップしました。キッチンにどの角度からもアクセスできるので、家族が配膳や片付けのお手伝いをしやすいのもメリットです。
カウンターはキッチンの扉色に合わせてつくったオリジナル。「バーカウンターのようにしたくて、スツール選びにもこだわりました」とご主人が満足そうに語ります。
パントリーの隣に配したご主人の書斎コーナーも、グレーと白を基調にコーディネート。スタイリッシュで「こもり感」があり、落ち着きのある空間に仕上がりました。
洗面スペースは、脱衣室と分けて用意。カウンターを広く取り、座ってスキンケアやメイクができるので、とっても便利です。
一方、子ども部屋は6畳ずつ2部屋設け、開口部によって明るさも十分に確保しました。
トイレは、奥様のセンスが光るアクセントクロスが表情を添えます。サイドにカウンターと手洗いを設けてあり、機能性も重視しました。
入居後の感想
新居に引越して以来、「生活がガラリと変わりました」と目を輝かせて話すご夫妻。家の中心に大容量の収納を設けたことで、LDKは生活感のないホテルライクな空間をキープできます。奥さまは一日の終わりに、リビングの照明を落としてテレビを観る時間がお気に入り。「子どもたちも家の中を楽しそうに走り回っています」とご主人もうれしそうに話してくださいました。
<ハウスデータ>
木造平屋建て
敷地面積 442.00㎡ [133.70坪]
延べ床面積 185.49㎡ [56.11坪]
幹工務店では、I様邸以外にも平屋の事例をホームページで複数ご紹介しています。ぜひご覧ください!
文:トータルアドバイザー 鈴木 哲和(一級建築士)