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2023.08.10

ここに注意!外壁のお手入れ方法

前回のブログで、当社のおすすめ外壁をご紹介しましたが、今回は家を建てた後の外壁のお手入れのポイントについてまとめました。

外壁は常に雨風にさらされているため、歳月とともにどうしても汚れが気になるようになってしまいます。日頃からこまめにお手入れをすることで、美観を保つだけでなく、外壁を長持ちさせることにもつながるので、汚れが気になったら掃除をしましょう。

目次

外壁に高圧洗浄を使用するのはNG!

外壁のお手入れで、まず注意していただきたいことは、高圧洗浄機を絶対に使わないことです。なぜかというと、高圧洗浄機を使うと、外壁の表面を保護しているコーティングが取れてしまうからです。

また、窓の周りに使うのもNGです。窓は雨が上から降ることを想定して構造を作ってあるので、当たって下へ落ちていくものに対しては強いですが、下から噴き上げる水に対しては強くありません。窓の周りが汚いからといって高圧洗浄を当てたら、家の中に水が入って窓の周りがビショビショになったというケースも聞いています。

軒天に蜂の巣や燕の巣を作られたからと言って、高圧洗浄を下からかけたりすると、軒天の換気の部材から躯体内に水が入ってしまいます。中が湿った状況でいると、そこからカビが発生するので、それもNGです。

もちろん普通のジョウロ程度の水圧なら外壁にかけても問題がないので、ジョウロなどで水をかけて汚れを落としてから乾拭きをするというのなら大丈夫です。

軒天井などの無垢材は乾拭きで!

最近は軒天や玄関ポーチの外壁などにレッドシダーなどの無垢材を用いるお宅が増えていますが、無垢材を濡れ雑巾で拭くのはN Gです。雑巾に含まれる雑菌が木の表面に付着すると、そこからカビが発生するからです。無垢材部分の掃除をする場合には、必ず乾拭きで行いましょう。

外壁の色で汚れの目立ち方も変わる!

外壁は色の違いで汚れの目立ち方が変わります。例えば、白や黒はやはりどうしても汚れが目立つので、手入れを頻繁に行って美しさを保つ必要があります。
では、どのような色が一番汚れが目立たないかというと、やはりグレーやベージュ系です。最近はグレーが外観・内観ともに人気ですが、トレンドカラーであるだけでなくメンテナンス性においても理にかなったカラーであることがわかります。グレーの外壁に黒枠のサッシを採用してアクセントをつけることで、デザイン性の高い外観を実現できます。

目地の縦横で汚れのつき方も変わる!

サイディングは、目地に水が溜まります。特に横の目地は水捌けが悪いので、水が溜まっているうちにコケが繁殖して汚れの原因となることも多いです。一方、縦の目地は水が流れやすいので、表面に水が残らず、コケが繁殖する可能性も少なくなります。このように、メンテナンス性でいえば縦の目地がおすすめなのですが、最近のトレンドとしては横が流行っています。外観のデザインもメンテナンス性と同様にお施主様にとっては大切なポイントなので、よく考えて決断しましょう。

メンテナンス性に特化したおすすめ外壁

一般的に、タイルやALCの外壁はメンテナンス性が高いことで知られていますが、費用が高額なのと、デザイン性などがイメージと合致しないなどの理由から、当社ではあまり採用されません。
メンテナンス性で言えば、最近当社が注目しているのが、前回のブログでもご紹介したニチハの「Fugeプレミアム」です。超高耐候塗料「プラチナコート」を採用し、30年の外壁保証も付いています。外壁で30年の保証期間があるのは、今のところ、このFugeプレミアムだけです。全体の外壁費用に約7万円上乗せするだけで30年保証が得られるので、メンテナンス性が気になる方はおすすめです。

詳しくはこちらをご覧ください↓

https://www.nichiha.co.jp/products/premium/

まとめ

外壁のメンテナンスは、まず外壁選びからスタートします。色や素材、目地の方向の違いによってお手入れのしやすさに差が生じますので、そのあたりも考慮して選択するのがおすすめです。また、高圧洗浄機を使わないこと、無垢材は乾拭きをすることなど、お手入れの方法にも注意すべき点がありますので、最低限、上記の項目だけは守って外壁を美しく保ちましょう。

幹工務店のホームページでは様々な外壁材を採用した施工事例を数多く掲載していますので、ぜひご覧ください。

https://www.miki1972.jp/topics/?cat=gallery