無駄なラインを削り、簡潔な美しさを極めたコンテンポラリー・スタイルの空間。そして、家族の日常を緻密にシミュレーションし、暮らしやすさを追求した生活動線。実用性の中に美しさを見出す「用の美」を体現した住まいです。
広い玄関土間に足を踏み入れると、和室の臙脂色の襖に目を奪われます。和室は客人を玄関からすぐに招き入れられるので、学校の家庭訪問時などにも重宝します。
グレーで統一したダイニングキッチンは、料理好きな奥さまのためにワークスペースや収納をたっぷり確保。各所の収納はどこに・何をしまうかが、すべて計算し尽くされているので、室内を美しくキープできます。 さらに注目なのは、家族の日常にジャストフィットした動線。お子さまをお風呂に入れてから寝支度を整え、廊下の書棚で絵本を選んで寝室へ向かう「おやすみ動線」や、奥さまが洗濯物を洗ってしまうまでの「洗濯動線」など、ご夫妻のアイデアが随所に反映されています。「検討に検討を重ねた結果、美しさと実用性を兼ね備えた理想の家を実現できました」と、ご夫妻ともに喜んでいらっしゃいました。
OWNER’S VOICE
- 佐藤 敬太
- 自由設計であることはもちろんですが、家のもととなる耐震や気密・断熱などの基本性能がハイスペックだったから。また、技術力の高い職人さんが家を建てるので、安心して任せられると確信して。何度も実際の暮らしをシミュレーションしながら図面をブラッシュアップし、隅々の収まりまでこだわって、簡潔で美しい空間を実現することができました。検討に検討を重ねたので、暮らしやすさも抜群です。
きっかけは、以前はマンションに住んでいましたが、子どもの成長とともにどんどん荷物が増え、収納が全然足りなくなってきてしまったので新築を計画。ちょうど3人目の子どももできたので、タイミング的にもぴったりでした。
今回ご紹介した家は、実は私の自宅です。プランニングから完成に至るまでの経緯を当社のブログで連載してきましたので、ご興味のある方はぜひご覧ください。